棟方志功の墨絵となります。 棟方の版画作品でも「躍鯉の柵」など鯉の作品は非常に人気が高く、市場にも高額でしか出回リません。 この作品の図柄は、版画作品「躍鯉の柵」のように描きあげられた作品で、弁当の包み掛紙に描かれているなどとても貴重な珍品となります。 また、掛紙のブルーのカラーが裏彩の役目を果たし、とても上品で綺麗です。状態は、経年による汚れや破れなどありテープ補修された箇所などありますがとても良い作品かと思います。 未鑑定作品ではありますが、このような弁当の掛紙に、あえて贋作を描くとも思えませんし、今現在もある駅弁で有名な東華軒の掛紙、かなり高い確率で間違いない作品ではないかと思います。正式な発表作でないので鑑定に通っても鑑定証は発行されませんので、このまま額装で楽しまれることをオススメします。また、額を新調しマットを挟めば周囲の若干の破れも隠れ、更に良い仕上がりになるかと思います。 資料価値としても貴重です。是非ご検討くださいませ。宜しくお願いいたします。 サイズ：約21㌢×約17.5㌢ 弁当(東華軒)掛紙　昭和31年5月11日 ※　昭和31年は、棟方がヴェネツィア・ヴィエンナーレに作品出品した時期で、その辺りからも、とても作品としても資料としても価値あるものかと思います。